六 合  赤 岩


( 群馬県中之条町  平成28年3月23日 )

 群馬県北西部の周囲を山に囲まれた六合村(くにむら)は平成の大合併で中之条町に合併したが、六合村は6っの山村集落からなることで名付けられた村名だった。6集落の一つである赤岩集落は、幕末の頃から養蚕が盛んで現在でもそれらの農家が残っていて、国の伝統的建造物群保存地区に選定されています。



白砂川の対岸から見た赤岩集落の全景




集落の入り口の水車小屋


集落の光景

 集落の中ほどに湯本家という旧家がある。3階建ての主屋は享和3年(1803)に建築されたもので、防火のために赤土で壁を塗り籠めていることから塗屋造り(ぬりやづくり)と呼ばれている。
 湯本家には幕末の蘭学者高野長英が匿われていたと伝えられていて、2階には長英が滞在したという「長英の間」が残されている。




集落の中央にある火の見櫓


塗屋造りの家


白梅の古木


土 蔵


石置き屋根の家


火の見櫓ー上に昇れば集落全体が見渡せる


  
中瀬木清水               道祖神


 赤岩の集落には宿がない。この日は赤岩の集落から歩いて15分、さらに一日に4便のバスに15分乗って着いた応徳温泉に泊まった。深夜に雪が降ったものの、その雪は朝方には上がったが一面の銀世界である。

 長野原駅へ戻るバスは乗客は地元の人が一人乗っていたが、運転手は赤岩の集落を眺める所で徐行してくれたので雪景色の集落を眺めることが出来ました。



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